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[調査結果報告]南砺市における新規就農者アンケート結果について





この度、公益財団法人南砺幸せ未来基金は南砺市における新規就農者を対象にしたアンケートを実施しました。以下そのご報告です。




[調査概要]

 新規就農者の方々への効果的な支援策を検討するために、2012年~2022年に南砺市で就農された方を対象にアンケートを郵送し、返送及びインターネット回答により回収した。調査期間は2024年1月22日(火)~2月28日(水)で、25名の方が回答。


[主な結果]









[総括]

今回のアンケート調査では、南砺市内における新規就農者の課題を調査することで、南砺市全体の就農者支援の方策を考える基礎資料としたい。この調査で見えてきたこととしては以下の通りである。


・独立自営就農をする新規就農者のうち半数以上の方が、農業だけでは生計がなりたたないと 回答し、また将来についても不安を抱えている。

・営農に関する課題を感じている人は 7 割を超え、経営の課題は多岐にわたっている(栽培、 販売、土づくり)が、それらの課題を相談できる体制は十分には整備されていない。 (特に独立自営者においては、相談ができる人がいないと答えた方においては支援が必要と考える)

・新規就農するために移住してきた方(20%程度)は、古民家一軒家に住む場合が多いが、家 の修繕にお金をかけることができなかったり、家の管理方法について相談できていなかったりなど、住まいに関する困り事の解決ができていない。

・新規就農者のうち、地域住民との関係性が必ずしも良いとは言えない人が 36%いるが、関係性を強化するきっかけが持ちにくいとの声も確認することができた。




[今後の活動について]

南砺市内において新規就農をした方々が今後も農業を継続するためには

  1. 農業事業者として経営面の改善(課題の解決、相談ができる状態)

  2. 新規就農移住者の支援 として住まいに関することや、地域に関すること(地域住民との関係性の構築)も必要な手立てであると考える。



これらの結果から(公財)南砺幸せ未来基金として南砺市農政課に協力を仰ぎ、新規就農者へ の支援策を検討するために協議会「関係者会議(仮称)」を設置し、具体的な支援方法につい て協議する。


また、新規就農者への定期的(年 1 回)なアンケート(一部ヒアリング)を実施し、継続的に 課題の深堀と調査を行うことと、新規就農者を取り巻く課題解決のために農業分野以外の関係者ヒアリングを行い必要な支援についての考察を深めていく必要があると考える。





報告書pdfはこちら





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